「終活には関心があるが、始める時期が分からない」
「終活でやるべきことや、早い段階で取り組むメリットについて理解したい」
終活を検討している方、あるいはご家族の方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
人生の終わりに向けた様々な準備や活動を指す終活は、自身の老後生活を充実させるため、あるいは家族との交流を改めて深める機会として非常に重要な取り組みであり、しっかりと計画を立てて実行することが重要となります。
そこで今回は、終活を始める時期や取り組むメリット、具体的にやるべきことなどについて、具体的な例も交えてご紹介します。
終活に対して不安を抱えている際には、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
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終活とは?
まず初めに、終活の概要について簡潔にご紹介します。
終活とは、人生の終わりに備えて様々な準備や活動を行うことを指し、老後の計画から財産整理まで、幅広い作業を含みます。
そんな終活では、人生の最終段階において自身や家族が直面するであろう問題を前もって考え、それぞれの負担を軽減させるために少しずつ進めていくことが重要となります。
また、具体的な進め方や取り組むべきことは人によって様々ですが、時間や体力に余裕を持って終活に取り組むことで、悔いが残らない老後生活を送ることができるでしょう。
終活を始める時期
結論から述べると、終活を始めるタイミングは人によって異なり、正解はありません。
多くの場合は、自身のライフステージや家族における大きな節目となる時期に始めるケースが多く、具体的な例としては、定年退職をしたタイミングや子どもが就職したタイミングなどが挙げられます。
しかし中には、20代や30代といった比較的早い時期から少しずつ終活について考え始める方も一定数存在し、余裕を持って取り組むことで残りの人生における急な事態にも備えるというケースも少なからず見られます。
また、終活は決して悲観的なものではなく、取り掛かる時期が早ければ早いほど余裕を持って正確に進めることができます。
とは言え、一般的には老後生活や転換期について考え始める50代〜70代のタイミングで終活に興味を持つ方が多いと言えます。
一方で、あまりにも歳を取って体力が低下したり、相続などについて考える認知などが低下してしまうと、終活を行うこと自体が本人にとっても負担となってしまうことがあるため、時期を見て早い段階で取り掛かることが重要です。
終活でやるべきこと8選
次に、終活でやるべきことについて、以下の8つをご紹介します。
1, 老後にしたいことのリストアップ
2, 老後の資金計画の策定
3, 介護や治療に関する意思表示
4, お墓や葬儀に関する意思表示
5, エンディングノートの作成
6, 財産整理 / 生前整理
7, 相続の準備や計画
8, 遺言書の作成
① 老後にしたいことのリストアップ
終活でやるべきことの1つ目は「老後にしたいことのリストアップ」です。
相続に関して考えたり、エンディングノートを書くこと、というイメージが強い終活ですが、実際には自身の老後をより充実させるための取り組みでもあります。
比較的早い段階で終活に取り組むことで、自身が余生でやりたいことや行きたい場所などについても十分に考えることができるでしょう。
② 老後の資金計画の策定
2つ目は「老後の資金計画の策定」です。
老後の資金計画の策定とは、生活費や医療費、介護費用など、老後に必要となるお金について改めて考えることを指します。
年金や投資による収益などの収入源と支出のバランスを考え、資金が不足しないような計画を立てることが重要です。
もしも老後の資金が不足するかもしれない場合には、早い段階で節約を行い、必要に応じて追加の資金確保策を考えておかなければなりません。
③ 介護や治療に関する意思表示
3つ目は「介護や治療に関する意思表示」です。
老後生活では、突然病気や体調不良などが発生し、治療方法や介護について家族と十分に相談する時間が確保できなくなるケースも多くあります。
特に認知症を抱えていたり、延命治療などが必要となった場合には、家族の判断や指示が必要となる可能性も大いにあるため、あらかじめ本人の意思を明確にしておくことが重要です。
また、家族の負担をより軽減させるという意味でも、現段階で治療をしている病気や、日常的に服用している薬などの情報についてもあらかじめ家族間で共有しておくと良いでしょう。
④ お墓や葬儀に関する意思表示
4つ目は「お墓や葬儀に関する意思表示」です。
お墓や葬儀に関する意思表示では、葬儀の形式や埋葬方法、式場の選定などをあらかじめ文書などに残しておくことが重要です。
葬儀の形式や埋葬の方法は、伝統的な方法から簡易的なものまで多岐に渡り、本人の意思が全くない状態から遺族が決める場合、身内でのトラブルなどに発展してしまう可能性があります。
お墓や葬儀に関する意思表示をあらかじめしっかりと決めておくことで、家族や身内の負担を軽減し、手続きや段取りなどもスムーズに進めることができるようになるでしょう。
⑤ エンディングノートの作成
5つ目は「エンディングノートの作成」です。
エンディングノートとは、人生の終わりに備えて、自分の思いや残される家族のために必要な情報などを整理して書き示すノートを指します。
遺言書との主な違いは、法的な効力があるかどうかであり、遺言書の場合はその内容に従って相続や遺品整理などが行われます。
一方エンディングノートでは、自分史や家族に残したい大切なメッセージ、相続に関することなど、自身が書きたいと感じたことを自由に記すことができます。
特に決まった書き方や書くべき内容に定めはなく、趣味や思想を書き記しておくのもよし、将来的に自身が亡くなった際に連絡して欲しい人などをリストアップすることもよし です。
また、エンディングノートは短期間で完成させるものではなく、時間をかけてゆっくりと作り上げていく姿勢が重要と言えるでしょう。
⑥ 財産整理 / 生前整理
6つ目は「財産整理 / 生前整理」です。
財産整理 / 生前整理とは、自身が所有する物や家に置いてある物などについて、どのように処理するのかを考え、実行することを指します。
資産として価値が残りそうな物であれば相続を検討し、不用品として処分する必要がるものなどは、不用品回収業者に引き取りを依頼するべきでしょう。
また、金融資産や不動産、諸々の利権などについて整理しておくことも、財産整理 / 生前整理における大切な作業の1つです。
また、生前整理については「【生前整理と遺品整理】具体的な手順や把握しておくべきポイントを徹底解説!」にて詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
⑦ 相続の準備や計画
7つ目は「相続の準備や計画」です。
相続とは、故人が残した財産を残された遺族に提供する非常に大切かつ社会的責任のある作業であり、本人が生前の段階で入念に考えることが大切です。
特に現段階で抱える財産が多くある場合には、よりスムーズかつ納得のいく移転を実現させることが重要であり、形の異なるそれぞれの財産について相続方法をしっかりと考えておかなければなりません。
また、相続を経験したおよそ7割の方がトラブルに巻き込まれた経験があるとされており、意思を伝えること、そして具体的な手順や配分について記載した遺言書を残しておくことが重要です。
⑧ 遺言書の作成
8つ目は「遺言書の作成」です。
前述した通り、遺言書とは自身が亡くなった後の財産分配やその他の意向について、法的な効力を伴わせて書き示すものと言え、署名または押印なども必要となります。
遺言書には大きく分けて2つの種類があり、最初から最後まで自身で作成する「自筆証書遺言」と、公証人が携わって作成する「公正証書遺言」に分けられます。
公正証書遺言は費用がかかる代わりに、紛失や偽造のリスクを無くし、より説得力かつ納得性の高い遺言書を作成することができます。
遺言書を作成する際には、財産の詳細なリストアップから始め、誰に何を遺すのかを明確に書き記すことが重要です。
遺言書の作成は終活の一環と言えど、その他の作業よりも比較的遅いタイミングで取り組むべきものと言えるでしょう。
終活を行うメリット
最後に、終活を行うメリットについて、以下の4つをご紹介します。
1, 家族の負担が軽くなる
2, 家族間のトラブルの回避
3, 未来への不安の軽減
4, 家族との時間の確保
① 家族の負担が軽くなる
終活を行うメリットの1つ目は「家族の負担が軽くなる」という点です。
財産の整理や葬儀の計画、遺言書の作成などは、亡くなった後に遺族が行う手続きや作業の負担を大幅に削減させることができます。
また、労力や時間的な負担の軽減に加え、深く関わっている遺族が直面するであろう心理的かつ精神的な負担についても、ある程度緩和させることができるでしょう。
② 家族間のトラブルの回避
2つ目は「家族間のトラブルの回避」です。
前述した通り、家族間における相続や葬儀方法に関する相談は、場合によってはトラブルを招く可能性があり、多くの人が実際にトラブルを経験しています。
残された家族や身内の方々の些細な意見の相違などを考慮した上でエンディングノートや遺言書を作成しておくことで、トラブルや不満を事前に解消することができるでしょう。
③ 未来への不安の軽減
3つ目は「未来への不安の軽減」です。
老後生活では、自身の生活にかかる費用や自身が亡くなった際の対応など、考えるべきことが多くあります。
そんな悩みや考えるべきことについて情報をまとめておくことで、未来への不安を軽減させ、自身が取り組むべきことに集中することができるでしょう。
④ 家族との時間の確保
4つ目は「家族との時間の確保」です。
早い段階で終活を始めておくことは、自身に関すること以外のことを考えるきっかけにも繋がり、結果として家族や身内の方々との交流の機会を生みます。
きっかけが無いと集まることがない家族の方々や、普段は話すことのない身内の方々との交流の機会を得ることで、周囲の人との大切な時間を改めて確保することができるかもしれません。
終活への取り組みを通じて、家族の仲をより一層深めることも、人生において非常に大切な取り組みと言えるでしょう。
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いかがでしたでしょうか。
今回は、終活を検討している方を対象に、終活を始めるタイミングや取り組むべきこと、実際に終活をしておくメリットについてご紹介しました。
本記事でご紹介した通り、終活ではやるべきことや考えるべきことが多くあり、短期間で終わらせることができる作業ではありません。
それぞれの作業における適切な取り組み方やタイミングをしっかりと考え、悔いが残らないように少しずつ計画的に進めることが重要です。
また、Eco Tommyでは、終活や生前整理をしている方、遺族の方などを対象に、不用品回収や遺品整理サービスを提供しています。
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