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【形見分けとは?】遺品整理のプロが解説!適切な形見分けの進め方

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形見分けについて、適切な取り組み方や失敗しない方法を理解したい

 

形見分けと遺品整理の違いについて把握しておきたい

 

亡くなった故人が残したものの整理や相続を検討している遺族の方、身内の方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

形見分けは、遺族や故人においても非常に重要かつ気持ちを込めて取り組むべき作業であり、関わる方一人ひとりが正しい知識を持っておくことが重要です。

 

そこで今回は、遺族が取り組む形見分けについて、遺品整理との違いや対象となるもの、具体的な進め方などについて詳しくご紹介します。

 

また、弊社Eco Tommyには、形見分けや遺品整理に関する豊富な知識や経験を持つスタッフが在籍しているので、疑問点や不安を抱えている場合には、ぜひお気軽にご相談ください!

 

形見分けとは?

 

はじめに、形見分けの概要について簡潔にご紹介します。

 

形見分けとは、故人の遺品を家族や親しい人々に分配する行為を指します。

 

故人が亡くなった後に行われる形見分けは、主に個人的かつ故人が大切にしていたものに対して行われる作業であり、故人との思い出や絆を改めて共有することが目的です。

 

また、形見分けは、昔から目上の人に対して行うことが失礼とされており、現在でも相手からの希望が無い限り遺族側から目上の人にものを贈ることは避けるべきと言えるでしょう。

 

形見分けと遺品整理の違いについて

 

次に、形見分けと遺品整理の違いについてご紹介します。

 

前述したように、形見分けは故人が大切に所有していたものを親しい親族に分配することで、故人を偲び、遺品を通じて感情的な価値を分かち合うことを目的としています。

 

形見分けの対象となる遺品には、衣類やアクセサリー、貴金属などのものを初め、手紙や日記、記念品なども含まれます。

 

一方遺品整理とは、故人が残した全ての物品を整理し、不要なものについては適切に処分する作業全体を指します。

 

つまり、形見分けと遺品整理は、目的やその作業スケールに大きな違いがあるのです。

 

形見分けの具体的な進め方

 

次に、形見分けの具体的な進め方について、以下の4つのステップに分けてご紹介します。

 

1, 遺品の把握 / 一覧化
2, 遺言の確認
3, 家族との話し合い
4, 公平な分配方法の決定 / 引き渡し

形見分けの進め方①:遺品の把握 / 一覧化

形見分けを行う際にまず取り組むことの1つ目は「遺品の把握 / 一覧化」です。

 

家族や身内の方々に形見分けを適切に行うためには、故人が残したすべての遺品を明確にすることが重要です。

 

故人の住居や保管場所を丁寧に調査した上で、見つかった遺品を種類別に分けて整理し、それぞれの内容や状態を把握しておく必要があります。

 

また、デジタルデータや書類等に関しては、アクセス情報やパスワードに関する情報なども集めておく必要があるでしょう。

 

形見分けの進め方②:遺言の確認

2つ目は「遺言の確認」です。

 

形見分けは、故人の意思を尊重することが第一です。

 

法的な面からも、公証人や弁護士によって認証された遺言書があることが理想的ですが、そうではない場合でも特に問題はありません。

 

文面や書類などの遺言書と同時に、故人が生前に残した言葉や会話なども思い出しながら、形見分けの方針を決めることが重要です。

 

形見分けの進め方③:家族との話し合い

3つ目は「家族との話し合い」です。

 

故人が残した遺品の中には、遺言書などで触れられていないものも多く含まれることが予想されます。

 

その場合には、家族との間で意見を交換し、納得のいく形で分配計画を立てることが重要です。

 

人によっては、感情的な負担を強く感じる場合もあるので、互いの尊重と理解を積極的に行うと同時に、必要に応じて中立の立場となる人を招くことも考えるべきでしょう。

 

形見分けの進め方④:公平な分配方法の決定 / 引き渡し

家族内での話し合いによって、分配の方向性がある程度定まった段階で「公平な分配方法の決定 / 引き渡し」を行います。

 

必要であれば遺品の価値算定なども行い、家族や引き渡しの相手の合意に基づいて遺品を各々に引き渡します。

 

形見分けの本来の目的である「故人との過去や繋がりを思い出すこと」を意識することで、家族間の絆を改めて深める機会にもなるため、十分な時間を費やして取り組むことが重要です。

 

形見分けを進める際の注意点

 

最後に、形見分けを行う際の注意点について、以下の6つをご紹介します。

 

1, 故人の意思を尊重する
2, 不要なものを押し付けるものではない
3, 法律的な手続きを確認する
4, 公平性を確保する
5, タイミングを意識する
6, 遺品整理についても考える

形見分けの注意点①:故人の意思を尊重する

形見分けを行う際の注意点の一つ目は「故人の意思を尊重すること」です。

 

形見分けを行うのは遺族ですが、その方法や進め方について尊重すべきはあくまでも故人の意思です。

 

故人の遺言や指示に従って形見分けを進めることは、故人の意思を尊重するだけでなく、関わる身内や親族の方々の納得を得るためにも非常に重要です。

 

形見分けの注意点②:不要なものを押し付けるものではない

2つ目は「不要なものを押し付けるものではない」という点です。

 

前述したように、形見分けの目的はあくまで物品の引き渡しを通した家族間の気持ちの整理であり、遺品を片付けることではありません。

 

故人が残したものを適切に処理する遺品整理作業も重要ですが、形見分けにおいては、個人や家族の気持ちを意識することを忘れてはいけません。

 

故人の遺品を受け取る側の立場であれば、必要に応じて意見することも重要です。

 

形見分けの注意点③:法律的な手続きを確認する

3つ目は「法律的な手続きを確認すること」です。

 

基本的には、形見分けを通して相続手続きなどが発生することは少ないですが、物品の内容によっては、価値があるものとして法的な手続きが必要になるケースもあります。

 

財産価値があるものや法的な権利が伴う遺品については、一覧化の段階である程度把握しておくことが重要です。

 

法的な手続きは時に複雑なプロセスを要する場合もあるので、具体的な進め方が分からない場合には専門家に相談することも検討すべきでしょう。

 

形見分けの注意点④:公平性を確保する

4つ目は「公平性を確保すること」です。

 

すでに何度もご説明している通り、形見分けは故人の意思を尊重することが大前提です。

 

しかし、それと同時に公平性についても十分に配慮しておかなければ、後々 親族間でのトラブルに発展してしまうことにもなり兼ねません。

 

故人が恣意的に不公平な形見分けを指示することは少ないですが、実際に形見分けを行う際には公平性についてもしっかりと意識しておくことが重要です。

 

形見分けの注意点⑤:タイミングを意識する

5つ目は「タイミングを意識すること」です。

 

形見分けには明確な期日はありませんが、日本では一般的に四十九日法要の後に行うのがよいとされています。

 

しかし、人によっては心理的な負担や判断力の低下を強く感じてしまう時期でもあるので、形見分けを行う親族に応じて、適切なタイミングや時期を考えることが重要です。

 

故人が形見分けの対象として残した遺品が多い場合や、形見分けを通して関わる親族/身内の方々が多い場合には、適切かつ効率的なスケジュール管理を行う必要もあるでしょう。

 

形見分けの注意点⑥:遺品整理についても考える

6つ目は「遺品整理についても考えること」です。

 

冒頭でもご紹介した通り、形見分けと遺品整理は目的や作業スケールが異なります。

 

しかし、形見分けをしている過程で遺品整理についても考えることで、より効率的に遺品の仕分け、一覧化を行うことが出来ます。

 

多くの場合、形見分けを行ったあとは遺品整理に取り組むことになるため、形見分けについて考えるタイミングで、同時に遺品整理についても念頭に置いておくと良いでしょう。

 

また、遺品整理を自分で進める際の具体的な手順やメリットについては「【自分で挑戦】遺品整理の基本や手順を徹底解説!」にて詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!

 

形見分けや遺品整理のサポートはぜひEco Tommyへ

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、形見分けを検討している方や関わる親族の方に向けて、形見分けの概要や進め方、実際に行う際の注意点などについてご紹介しました。

 

形見分けは、故人の気持ちを尊重し、親族との絆を深める非常に重要な作業/機会であり、正しい知識と考えを持って取り組むことが重要です。

 

また、弊社Eco Tommyでは、年間7,000件以上の遺品整理 / 不用品回収サービスを提供しており、遺族が行う形見分けや遺品整理に関する豊富な知識を持っています。

 

形見分けに関する初歩的な疑問から法律的な手続きに関する疑問まで、幅広く対応しているので、不明点や気になる点等があればお気軽にご相談ください。

 

ご連絡お待ちしております!