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この記事を監修した人

エコトミー 事業部長
中臣 勇斗 遺品整理士

遺品整理士としてこれまでに300件以上のご家庭に関わり、沢山のご縁をいただいてきました。高齢社会を迎え、誰にとっても『遺品整理』が身近な問題になっているからこそ、思いに寄り添いお手伝いをさせて頂きたい!という気持ちで、日々お客様と向き合っています。

【ちょっと待った!】遺品整理業者のトラブル事例を知っていますか?

エコトミー - 3

「今度はじめて遺品整理業者を使おうと思ってるんだけど何だかトラブルが多いって本当‥??」

上記のようなお悩みを解決します!

普段生活する中でなかなか使うことがない『遺品整理業者』。

急に必要になるケースも多く、リサーチする時間や手間が取れない人も少なくなりません。

そんな利用者につけこんで、悪質な取引やサービスを提供する業者が存在しているみたいです。。

勢いで何も調べずに、依頼すると後々大きなトラブルになる可能性も。。

行事も行事なだけに二重苦になるのは避けたいですよね‥。

ということで今回は、遺品整理や不用品回収を生業として地域の皆様に愛され続けている弊社、EcoTommy(エコトミー)がトラブルの実態から、予防する方法、もし万が一起きてしまった時の対処法から業者の選び方まで網羅的に解説していきたいと思います!

この記事を隅々まで熟読いただくと大火傷はしないはずです。

それでは参りましょう!

遺品整理業者とのトラブル件数の推移

まずは以下のグラフ(エコトミー作成)をご覧ください。

参照:国民生活センター「遺品整理サービスにおける相談件数の推移」

上記のとおり、国民生活センターによると、遺品整理業者に関するトラブルは年々増加傾向にあるようです。

そしてその内容は多岐にわたります。

具体的なトラブルの内容は後述します!

2013年には73件、2014年には109件、2015年には90件、2016年には114件、2017年には105件と、年々トラブルの件数が増加していることが報告されています。

遺品整理業者に関するトラブルを防ぐためには、内容の事前把握と対策、業者の見極めが必要です。

業者の選定基準のひとつとして、保有している資格や許認可の確認をおすすめしています。

遺品整理業者の資格や許認可については以下の記事でガッツリと解説していますのでぜひ併せてご覧ください。

>>遺品整理業者に持ってて欲しい資格と許認可まとめ【失敗しない選び方】

また、契約を結ぶ際には、作業内容や料金、作業時間などを明確に確認し、書面で受け取ることも大切です。

繰り返しになりますが遺品整理業者に関するトラブルは、故人の遺族にとって二重の苦しみとなります。

故人を偲び、適切に遺品を処理するためにも、慎重に選び依頼するようにしましょう。

遺品整理業者とのトラブル事例

続いて実際に起きているトラブルの事例をひとつずつ見ていきましょう。

どんなトラブルが起きているか事前に把握することで、予防の精度が上がりますし万が一起きた時もパニックにならずに済みます。

ひとつずつじっくりとチェックしましょう。

まずはネットにあったリアルな声をご覧ください。

ネット上のリアルな声

実際に以下のようなツイートを発見しました。

料金体系の不透明さ。

嫁さんの実家の遺品整理 業者に見積もり取ってみたらしいけど・・・ 荷物を積んだ後、市の処理場まで同行して、処分代払ってくれって言われたそう・・・。 処分、コミコミなんじゃないの? そんなもんなの?

Twitter

こちらは法外な値段で請求されたのでしょう‥。

もし遺品整理とか、引越し前の整理とかで業者に依頼する予定がある人は本当に気をつけてください。もし元気があるならメルカリで自分で売った方が確実にお金になります。

Twitter

利益のみを追求する危ない形。

遺品整理の見積もりがキャンセルになった。聞くと、1時間前に来た他社が、すぐに作業をすることになったらしい。驚いたのが、契約書や同意書を交わさず、口約束で進めているとの事。こういったケースがトラブルになりうる代表例。ユーザー側はもっと危機管理をして欲しいし、業者側はアタリマエのレベルを上げてほしい。いずれにせよ、トラブルがない事を祈ります。

Twitter

残念ながらこれら以外にも、ご利用者の悲鳴が散見されます。

それらネット上に限らず、生の声やニュース等々で報告される事案をまとめてピックアップしました。

以下からご紹介していきます。

不明瞭な料金設定

まず最初にお伝えしたいのが金銭トラブルです。

不明瞭な料金設定は、遺品整理業者とのトラブルの一般的な原因となります。

当然ですが料金が明確でないと、サービスを受けた後に予想以上の請求が来る可能性があり、これが顧客と業者間での紛争を引き起こします。

例えば、ある業者が「遺品整理は10万円から」とアナウンスしていたとします。

しかし、実際の請求が来ると、追加料金やオプション料金が加算されていて、最終的な料金が30万円になるケースがあります。

このようなケースは、料金設定が明確でないために起こります。

したがって、料金設定の明確さは、遺品整理業者を選ぶ際の重要なポイントとなり、トラブルを未然に防ぐ手段となります。

納期の遅延

続いて納期問題です。

納期の遅延や作業の未完了も、遺品整理業者とのトラブルの一因となります。

遺品整理は感情的な面も含め、遺族にとってデリケートな作業です。

納期遅延や未完了は、遺族の精神的な負担を増やすだけでなく、予定していた葬儀や法事などのスケジュールにも影響を与えかねません。

例として、業者が「3日で作業を完了します」と約束したにも関わらず、実際には一週間以上かかり、遺族が計画していた法事を延期せざるを得なくなったケースが考えられます。

この遅延が、遺族にストレスや経済的な損失をもたらす可能性があります。

納期の確実性は、遺品整理業者選びにおいて重要なファクターとなり、遺族の精神的な負担を軽減する要素となります。

遺品の取り扱い

続いて遺品の取り扱いについて。

こちらもトラブルになり得ます。

遺品は故人の思い出や価値が詰まったものであり、遺族にとって非常に大切なものです。

したがって、その取り扱いには十分な配慮と尊重が必要となります。

遺族が業者に期待する遺品への配慮と実際の業者の取り扱いにギャップが生じることが、トラブルの原因となります。

例えば、業者が遺品を適切に分類せず、価値あるものを不要品として処分してしまったケースや、遺品を不適切な場所に保管し、損傷を与えてしまったケースなどが考えられます。

これらのケースは、遺族の感情を深く傷つけ、信頼を失わせる結果となります。

したがって、遺品整理業者としてのプロ意識とは、遺族の感情や意向を最大限に尊重し、遺品に対して適切な取り扱いを行うことであり、これが後ほども解説しますが、業者選びの大切なポイントとなります。

契約内容との不一致

続いてが契約トラブル。

契約は双方の約束事であり、その内容を守ることがプロフェッショナルな業者の責務です。

契約内容と異なる行動があると、信頼関係が崩れ、トラブルに繋がります。

遺族が業者に対して持つ期待と、業者の提供するサービスとの間に不一致が生じることは、遺族を深く失望させ、感情的なダメージを与えます。

たとえば、業者が「全ての遺品を整理後、清掃を行います」と契約していたにも関わらず、実際には遺品整理後の清掃が行われなかった、というケースがあります。

このようなケースは、言うまでもなく遺族が業者に対して抱く信頼を大きく損ない、将来的な関係性にもネガティブな影響をもたらします。

そのため、契約内容は絶対であり、もし遵守できない事情が発生した場合は、業者が遺族に対して事前に説明し、理解を得る(納得する)ことが必要です。

このようなコミュニケーションの徹底が、遺族と業者とのスムーズな関係を築く基盤となります。

遺品の紛失・破損

遺品の紛失や破損は、遺品整理業者とのトラブルの一つとして非常に多く報告されています。

遺品は故人の思い出が詰まった大切なものであり、その取り扱いには最大限の注意と配慮が必要です。

遺品が紛失したり、破損したりすることは、遺族にとって大きな精神的ダメージとなります。

例として、業者が遺品をトラックに積む際に不注意で破損させてしまったケースや、遺品を整理・分類する過程で紛失してしまったケースなどがあります。

これらの事例は、遺族に対して業者の不手際を強く印象付け、信頼を失わせる結果となります。

したがって、遺品整理業者が遺品の紛失や破損を防ぐための十分な配慮と、万が一のトラブルに対する適切な対応が求められます。

遺族の感情を無視した対応

遺族の感情を無視した対応も、遺品整理業者との関係を著しく悪化させる要因となります。

なぜなら遺品整理は、遺族にとって感情的な負担が大きい作業であり、故人を偲びながら進めるため、作業員の配慮と理解が不可欠だからです。

例えば、作業員が遺族の前で遺品を無神経に扱ったり、故人に対する不適切なコメントをしたりするケースがあります。

これらの行動は、遺族に対して極めて失礼であり、業者との関係を断絶させる可能性があります。

遺品の価値を適切に評価しない

遺品の価値を適切に評価しない業者は、遺族との信頼関係を築くことができません。

遺品には故人の思い出や価値が含まれており、物理的な価値だけでなく、感情的な価値も大きいです。

遺品を適切に評価しない業者は、遺族の感情や故人への敬意を無視していると感じさせ、信頼を失います。

例として、業者が遺品の中にある貴重なアンティークやアート作品を、一般的な遺品と同じように扱ってしまうケースがあります。

また、遺族が感情的に価値を見出している品を、業者が価値がないと判断してしまうこともあります。

このため、遺品整理業者は遺品の物理的価値だけでなく、感情的価値にも敬意を持って接することが必要であり、遺品の価値を適切に評価する姿勢も業者選びの重要なポイントとなります。

作業後の不要物の不法投棄

作業後の不要物の不法投棄は、遺品整理業者との信頼関係を大きく損ねる行為です。

と言うより不法投棄は法律で禁止されており、社会的なルールやモラルを無視した行為となります。

遺品整理業者が不法投棄を行うことは、業者の信頼性や社会的な責任を大きく疑わせるものであり、遺族に対しても大きな不信感を抱かせます。

例えば、業者が遺品整理作業後に、不要となった物品を山や川辺、空き地などに不法に投棄するケースがあります。

この行為は地域社会に対しても悪影響をもたらし、遺族に対しても法的なトラブルを引き起こす可能性があります。

したがって、遺品整理業者は社会的なルールや法律を遵守し、不要物の処分を適切に行うことが必須です。

契約後の追加料金請求

続いて契約後の追加料金請求問題です。

契約は双方の約束事であり、その後の追加料金請求は遺族にとって予期せぬ負担となり、信頼関係を損ないます。

明確な契約内容とその遵守は、業者とクライアント間の信頼関係を築く基本であり、当然ですがそれを逸脱する行為は大きなトラブルの原因となります。

例として、業者が遺品整理作業後に「作業が予想以上に複雑であった」「不要物の処分費用が高かった」などとして、契約時には明記されていなかった追加料金を請求するケースがあります。

これは遺族にとって不快であり、法的な争いの原因ともなり得ます。

このため、遺品整理業者との契約時には、料金体系や追加料金が発生する可能性があるケースについてしっかりと確認し、明文化することが重要であり、業者が契約を守る姿勢が信頼関係を築くうえで不可欠です。

遺品整理作業中の盗難

あってはならない、嘘だろ、と思うかもしれませんが盗難にも十分注意すべきです。

こちらも言うまでもないことですが遺品整理作業中の盗難は、業者と遺族との信頼関係を根本から破壊する深刻なトラブルです。

遺品整理作業は、故人の大切な物品や思い出が詰まった場所で行われ、遺族は業者に対して故人の遺品を託しています。

その信頼を裏切る形での盗難は、遺族を精神的にも物理的にも大きく傷つけ、業者の評価を著しく低下させます。

例えば、業者の作業員が遺品整理中に見つけた貴重品(現金、宝石など)を盗んでしまうケースが考えられます。また、業者が外部の不正アクセスを許してしまい、第三者による盗難が発生する事例もあります。

これらの事例は、遺族に対して業者に対する不信感を植え付け、将来的な業者の評価や信頼性に大きな打撃を与えます。

と言うかそういった類のものは地に落ちますね。

したがって、遺品整理業者は遺族から託された遺品を守る責任があり、その安全を確保するための対策と信頼性が求められます。

遺族が安心して業者を選ぶためには、業者の信頼性や安全対策が確認できる情報を提供し、透明性を保つことが不可欠です。

遺品整理を依頼してトラブルが起きる理由

続いて、そもそもどうして前述したようなトラブルが起きてしまうのかを解説していきたいと思います。

最初に結論からいうと以下の理由が挙げられます。

  • 業者選びの不備
  • コミュニケーション不足
  • 業者のスキルや経験不足

それぞれ順番に解説していきます。

業者選びの不備

遺品整理業者の選び方に不備があると、後に多くのトラブルを引き起こす可能性があります。

遺品整理は感情的な要素が強く、専門的な知識と配慮が必要な作業です。

したがって、業者選びは非常に重要であり、その選定に不備があると、作業の質やコミュニケーション、料金など多くの面で問題が発生します。

例えば、業者の選定を料金の安さだけで行い、その実績や評判を確認しなかった結果、作業が雑で遺品が適切に扱われなかった、または途中で追加料金が発生した、といったトラブルが起こる可能性があります。

したがって、遺品整理業者を選ぶ際には、料金だけでなく、その実績、評判、対応などもしっかりと確認し、適切な業者選びを行うことが後のトラブルを防ぐ鍵となります。

業者の選び方については後述します。

コミュニケーション不足

コミュニケーションの不足は、遺品整理業者と遺族との間でトラブルを引き起こす主要な要因となります。

なぜなら遺品整理は感情的な要素が強い作業であり、遺族の意向や要望を正確に把握し、それに応えることが業者の重要な役割だからです。

コミュニケーションが不足すると、遺族の要望が正しく業者に伝わらず、期待外れの結果を生む可能性があります。

例えば、遺族が遺品に対して持つ感情や価値観を十分に業者が理解せず、大切な遺品を誤って処分してしまうケースが考えられます。

これは遺族にとって大きなショックとなり、業者への不信感を生む要因となります。

したがって、遺品整理業者は遺族とのコミュニケーションを大切にしましょう。

そしてその意向を正確に把握することで、スムーズで満足度の高いサービスを提供することが可能となります。

業者のスキル・経験不足

業者のスキルや経験の不足は、遺品整理の質を低下させ、遺族に不満や不信感を抱かせる要因となります。

遺品整理は専門的な知識や技術を要する作業であり、故人の遺品を適切に、かつ敬意をもって扱う必要があります。

業者のスキルや経験が不足していると、遺品の適切な整理や価値の正確な評価ができず、遺族を不安や困惑に陥れる可能性があります。

たとえば、業者が遺品の価値を正しく評価できず、価値のあるものを安価で処分してしまう、または逆に価値のないものを高価で評価してしまうケースがあります。

これは遺族にとって経済的な損失や精神的なダメージをもたらします。

ダブルパンチですね。

トラブルを事前回避する対策

続いてはトラブルを未然に防ぐ方法について解説していきます。

以下のとおりです。

  • 明確な契約書の作成
  • 見積もりの取得
  • スケジュールの確認

こちらもひとつずつ深堀りしていきます。

ここまで万全にできていると失敗するリスクは大きく押さえられるはずです^^

明確な契約書の作成

繰り返しになる部分がありますが、重要なのでこちらでもお伝えします。

明確な契約書の作成は、遺品整理業者とのトラブルを未然に防ぐ重要な工程です。

遺品整理業者との契約書は、作業内容、料金、納期など、双方の権利と義務を明文化し、予期せぬトラブルを防ぐ役割を持っています。明確な契約書がないと、後から争いの種となる可能性があります。

例えば、口頭でのみの合意だと、後から「この作業は含まれていない」「追加料金が発生する」などのトラブルが起こり得ます。

しかし、明確な契約書があれば、どちらの主張も文書に基づいて確認することができ、公平な解決が期待できます。

したがって、遺品整理業者と契約を結ぶ際には、作業内容や料金、納期などをしっかりと文書化し、双方で確認し合うことで、後のトラブルを防ぐことができます。

見積もりの取得

料金体系の確認と見積もりの取得は、遺品整理業者との明確で公平な取引を実現するマストアクションです。

遺品整理業者には様々な料金体系が存在し、サービス内容や料金に大きなバリエーションがあります。

料金体系の確認と見積もりの取得を行うことで、サービス内容と料金が適正であるかを判断し、後のトラブルを防ぐことができます。

例えば、A業者は作業時間に応じて料金を計算し、B業者は作業内容に応じて料金を設定している場合、同じ遺品整理でも料金が大きく異なる可能性があります。

見積もりを取得することで、予算内で適切なサービスを受けることができ、後から追加料金が請求されるリスクを減らすことができます。

したがって、遺品整理業者を選ぶ際には、料金体系をしっかりと確認し、見積もりを取得することで、後の料金トラブルを防ぎ、スムーズな遺品整理を進めることができます。

必ずもらうようにしましょう!

スケジュールの確認

作業工程とスケジュールの確認は、遺品整理が計画通り進行し、遺族の負担を軽減するために必要です。

なぜなら遺品整理は時間と手間を要する作業であり、遺族がどれくらいの期間を業者と共に過ごすか、またどのような工程で作業が進むのかを理解しておくことは、心理的な安定や物理的なサポートを計画する上で重要だからです。

たとえば、作業工程とスケジュールを事前に確認しておくことで、遺族は他の手続き(例: 葬儀、相続手続きなど)との兼ね合いを考慮し、自身のスケジュールを調整することができます。

また、作業が計画通りに進んでいるかを確認し、必要に応じて業者と調整を行うことも可能になります。

したがって、遺品整理をスムーズかつ計画的に進めるためには、作業工程とスケジュールを事前に確認し、遺族と業者との間で共有をしておくことが必要です。

トラブルが起きた後の対応方法

次は、万が一トラブルや事件が起きてしまった後に取るべき、行動・処置について解説していきます。

  • 業者との交渉と解決
  • 消費生活センターや弁護士への相談
  • 裁判所への訴訟
  • 公的機関への報告

上記のとおりです。

事前にしっかりと把握しておくことでいざ、起きてしまった時に冷静に対応できるはずです。

パニック状態だと冷静な判断ができず思わぬ損失や損害を被ることも。

ひとつずつ見ていきましょう。

業者との交渉

トラブルが発生した際、まずは業者との交渉と解決を試みることが重要です。

トラブルが発生した場合、直接業者とコミュニケーションをとることで、誤解やコミュニケーションミスが原因であれば迅速に解決する可能性があります。

早ければ早いほど解決する可能性が高まります!

また、お互いの主張や状況を正確に把握し、円滑な解決に繋げるためにも、まずは業者との対話を優先すべきです。

例えば、料金に関するトラブルが発生した場合、見積もりや契約内容をもとに業者と話し合いを行うことで、追加料金が発生した理由やその正当性を確認し、無駄な紛争を避けることができます。

したがって、遺品整理業者とのトラブルにおいては、まずは業者との交渉を通じて解決を図り、お互いの理解を深め、納得のいく結果を追求することが肝心です。

消費生活センター・弁護士への相談

業者との交渉が難航した場合、消費生活センターや弁護士への相談を検討することが賢明です。

消費生活センターや弁護士は、消費者の権利を守るための専門的な知識や経験を持っています。

業者との交渉が難しい場合、専門家を通じて適切なアドバイスを得ることで、法的な手段を含めたさまざまな解決策を模索することができます。

例えば、業者が約束したサービスを提供しない、適切な対応をしてくれない場合など、消費生活センターは無料でアドバイスを提供してくれます。

また、法的なトラブルに発展する可能性がある場合、弁護士を通じて法的なプロセスを進めることも可能です。

裁判所への訴訟

トラブルが解決しない場合、裁判所への訴訟も一つの手段となり得ます。

業者との交渉や第三者機関を通じた解決が困難な場合、法的な手段を用いて自身の権利を守る必要があります。

裁判所への訴訟は、正式な手段として法的な解決を追求する方法です。

例えば、業者が契約内容を守らない、または不適切な対応をしていると感じた場合、裁判所を通じて損害賠償などの請求を行うことができます。

これにより、法的な観点からも正当な評価や判断を得ることができます。

したがって、業者との交渉やその他の手段で解決が見られない場合、裁判所への訴訟を通じて、法的な解決を図ることも重要な選択肢となることを覚えておいてください。

公的機関への報告

遺品整理業者とのトラブルが発生した際、公的機関への報告も検討すべきです。

公的機関への報告は、同様のトラブルを未然に防ぐため、また業界全体のサービス向上に寄与するために不可欠です。

報告を通じて、悪質な業者が摘発される可能性があり、他の消費者が同様のトラブルに巻き込まれるのを防ぐことができます。

例えば、業者が不法な方法で業務を行っている、または消費者を欺く行為をしている場合、消費者庁や地方の消費生活センターへ報告を行うことで、公的な調査が行われ、業者に対して適切な措置がとられる可能性があります。

遺品整理業者とのトラブルに遭遇した場合、自身の問題解決だけでなく、公的機関への報告を通じて、社会全体の消費者保護に寄与することも大切な責任となります。

悪質な遺品整理業者の特徴

良質な遺品整理業者の選び方をお伝えする前に、まず悪質な業者の特徴をシェアしておきます。

  • 過去のトラブル履歴
  • 不透明な料金体系
  • 強引な営業手法

上記の3つだけは必ず押さえておくようにしてくださいね。

細かく見ていきましょう。

過去のトラブル履歴

遺品整理業者を選ぶ際、過去のトラブル履歴を確認することは極めて重要です。

過去のトラブル履歴は、業者の信頼性やビジネスマナーを評価する上での重要な指標となります。

トラブルが多い業者は、将来的にも同様の問題を引き起こす可能性があります。

例えば、インターネット上のレビューサイトや消費者庁の公表データを活用して、業者が過去にどのようなトラブルを起こしていたのかを調査することができます。

これにより、業者が過去に顧客との約束を守れなかった、または不適切な対応をしていた事例を把握することができます。

不透明な料金体系

業者の料金体系が不透明である場合、その業者を選ぶことはリスクが伴います。

記事冒頭で追加料金のリスクについても言及しましたがやはり重要なので再度通知です。

不透明な料金体系は、後から予期せぬ追加料金が請求される可能性があり、予算オーバーを引き起こす可能性があります。

また、料金体系がクリアでない業者は、他の部分でも透明性を欠いている可能性があります。

例えば、ある業者が「安い料金で遺品整理を行います」と謳っていても、作業が始まってから「これは追加料金が発生します」と言われるケースがあります。

このような場合、予定していた予算を大きく超える可能性があり、金銭的なストレスを感じることになります。

強引な営業

遺品整理業者が強引な営業手法を用いる場合、その業者の選定は慎重に行うべきです。

強引な営業手法は、業者が利益を優先し、顧客のニーズや感情を二の次にしている可能性を示唆しています。

これは、サービス提供時にも顧客の要望を無視した対応が行われるリスクを高め、結果としてトラブルの原因となり得ます。

例えば、業者が「他の業者では解決できない問題も私たちにお任せください」と過度に自社のサービスを推してくるケースや、契約を急かす言動が見られるケースです。

上記の状況は、業者が顧客の実際のニーズよりも契約を優先している可能性があり、サービス提供時にも顧客の要望を無視した行動が想定されます。

したがって、遺品整理業者を選ぶ際には、営業手法に注意を払い、顧客のニーズを尊重し、無理なくサービスを提供してくれる業者を選定することが、将来的なトラブルを防ぐ重要なポイントとなります。

トラブルを起こさない業者の選び方

お待たせしました!

遺品整理業者を選ぶ際は以下の4つの点に着目してください。

  • 口コミや評判の確認
  • 過去の実績の確認
  • 初回相談のフィーリング
  • 料金体系の透明性

それでは参りましょう。

口コミや評判の確認

遺品整理業者を選ぶ際、口コミや評判の確認は必須です。

絶対にしてください。

なぜなら口コミや評判は、実際に業者と取引をした他の顧客からのフィードバックを反映しており、業者のサービスの質や信頼性をある程度把握する手がかりとなるからです。

例えば、インターネット上のレビューサイトやフォーラムを利用して、業者の過去の取引における顧客の声を確認することができます。

これにより、業者が約束を守っているか、作業の質が高いか、コミュニケーションが適切であるかなど、多くの情報を得ることができます。

遺品整理業者を選ぶ際には、他の顧客の声をしっかりと確認し、その情報をもとに信頼できる業者を選定することが重要です。

過去の実績の確認

遺品整理業者を選ぶ上で、その業者の過去の実績を確認することは口コミの確認同様不可欠です。

過去の実績は、業者がどれだけの経験を持ち、どのようなサービスを提供してきたのかを示すものであり、その業者が信頼できるかを判断する材料となります。

例えば、業者のウェブサイトやパンフレットなどで、これまでに手掛けた遺品整理の事例を確認することができます。

また、業者がメディアに取り上げられている場合、その内容も参考にすると良いでしょう。

業者の過去の実績を確認し、その経験と専門性をもとに、遺品整理業者を選定することが、スムーズで信頼できるサービスを受ける上で重要となります。

初回相談のフィーリング

遺品整理業者を選ぶ際、初回相談のフィーリングは非常に重要な判断材料となります。

初回相談では、業者の対応やコミュニケーションのスタイル、専門知識などが伝わり、それらが今後の作業進行やトラブル時の対応に大きく影響します。

例えば、初回相談時に業者が丁寧に説明をしてくれ、遺品に対する敬意や理解を示す姿勢が見られる場合、その業者は信頼できる可能性が高いです。

逆に、急かすような対応や無関心な態度は、将来的なトラブルの予兆となり得ます。

したがって、初回相談の際の業者の対応や態度をしっかりと評価し、それを基に業者を選ぶことが、安心してサービスを利用するための大切な工程となります。

料金体系の透明性

何度も繰り返して恐縮ですが、遺品整理業者を選ぶ際、料金体系の透明性は絶対に確認すべきポイントです。

料金体系の透明性は、後から発生する追加コストや意図しないオプションサービスの強要を防ぎ、予算管理をスムーズに行うために絶対的に必要です。

例えば、業者が明確な料金表を提示し、オプションサービスの料金やキャンセル料なども明記している場合、その業者は信頼できると考えられます。

一方で、曖昧な料金説明や後から追加料金が発生する可能性を示唆する業者は避けるべきです。

絶対に。

したがって、料金体系の透明性をしっかりと確認し、予期せぬコストが発生しないようにすることは、遺品整理業者を選ぶ上での重要なポイントとなります。

選んだ後のチェック項目

ダメ押しです。

最後の最後までトラブルを避けたいあなたにお伝えしたいと思います。

  • 作業進捗の確認
  • スムーズさ
  • 遺品の取り扱いの適切さ

事前にリサーチして、選ぶ時も慎重になってもまだ100%ではないかもしれません。

そんな時に引き返すことも心得ておきましょう。

上記の3つの項目に、少しでも

「ん?」

と思うことがあれば、確認もしくはチェンジしましょう。

作業進捗の確認

遺品整理業者と契約した後も、作業進捗の確認は必須です。

作業進捗の確認を定期的に行うことで、計画通りの進行を保ち、予期せぬトラブルや遅延を未然に防ぐことができます。

例えば、作業スケジュールを事前に共有し、定期的なアップデートを業者からもらうようにすることです。

また、重要なポイントや作業の確認を設け、実際の作業内容や進捗が計画と一致しているかをチェックすることも有効です。

なのでできるだけ急がず時間をかけるつもりで^^

したがって、作業進捗の確認を定期的に行い、計画通りの遺品整理を実現するためには、業者とのコミュニケーションを密に保つことが重要です。

スムーズさ

遺品整理業者を選んだ後も、契約時のコミュニケーションのスムーズさは重要なポイントです。

スムーズなコミュニケーションは、作業の進捗やトラブル時の迅速な対応、そして遺族の意向が正確に反映されるために不可欠です。

例えば、作業中に見つかった大切な遺品について、業者が適切なタイミングで連絡をしてくれる、または、作業スケジュールの変更や遺品の取り扱いについて柔軟に対応してくれるなどのケースです。

したがって、業者とのコミュニケーションがスムーズかどうかを行えるかを確認し、遺品整理がスムーズに進むように心がけることが大切です。

取り扱いの様子

冒頭でもお話しましたが遺品整理業者を選んだ後も、やはり遺品の取り扱いの適切さを確認することは必須です。

故人の遺品は感情的な価値も含めて大切に扱うべきものであり、その取り扱い方が適切であるかは、業者のプロフェッショナリズムを示すものです。

例えば、業者が遺品を丁寧に梱包し、適切な場所に保管しているか、また、価値ある遺品や思い出の品に対して遺族の意向を尊重し、適切な処分や保管を行っているかなどが挙げられます。

その時点でのキャンセルはいささか難しいかもしれませんが、事前にキャンセルポリシー等をしっかり確認し、可能な限り早いタイミングでの決断をおすすめします。

したがって、遺品の取り扱いの適切さを確認し、故人の遺品が尊重され、遺族の意向が反映されているかをチェックすることが大切です。


エコトミーでは遺品整理士や産業廃棄物収集運搬許可、古物商許可も取得しています。

ご不安な点やご不明点があればなんでもご相談ください。

現場経験10年以上の弊社スタッフや遺品整理士を取得したスタッフがご対応させて頂きます。

自社作業スタッフ

当社は信用第一。

お客様を絶対に裏切りません!!